おみやげキーホルダーの入手方法

 

 いまだ復調の気配を見せることのないお土産KH事情であるが、これからもますます購入しにくい状況が続くことが予想される。そこで、どのようにして効率的に収集していけばよいのか考察していきたい。
(1)実際に観光地で購入
 最も基本的な入手法である。旅情に浸りながら、その思い出の軌跡としてお気に入りのKHを買う。買った時間、場所、状況など、そのKHは購入者の思い出と深く結びつき、一見すれば量産品であるはずのKHがこの世でただひとつのおみやげKHとなるであろう。自ら購入したKHを並べて鑑賞するとき得られる安らぎと癒しは、キーホルダーセラピー(KHを通して楽しかった旅の思い出が脳を心地よく刺激し、気持ちを前向きにさせてくれる)とも呼ぶべき効果がある、と自分では感じている。
 補足として、是非、情報交換の場としてのコミュニティの発足を願うものである。ブログにしても、ミクシーにしても今どこの土産屋でどんなものが売っているかという情報を気軽に取れる場所がないのが現状である。当サイトでも3年前から訪れた先のお土産KH情報を公開しているが、個人で網羅できる範囲などたかが知れている。しかも、この時世、お土産KHの販売場所は時とともに減少しているのだ、できるだけ新鮮な情報が欠かせない。折角大枚はたいて遠出したのに、地方限定キャラ一色だったという寒いオチになることを防ぐ意味でも(勿論旅はKHだけが目的ではないのだが、KH愛好者が旅先を選ぶときの重要なファクターであることは間違いないだろう)、全国各地の愛好者の土産屋情報を共有するということは重要な意義があると思う。
(2)ヤフーオークション
 いわずと知れた国内最大のネットオークション。インターネットの普及によりできた新たな流通方式である。従来はガラクタとして捨てられたり押入れの奥で眠っていたお土産KH達が、多少ながらも現金と引き換えに再び日の目を見られるというメリットは見逃せない。まだそれほどヤフオクがメジャーでなかった頃、100個単位で1000円など破格の値段で取引されていた。私もサイト開設前にはかなりお世話になったが、現在はほとんど利用していない。利用者の増加とともに落札額も上昇し、いかに安く入手できるかという命題にそぐわなくなってきたからだ。それでも、旅行に行くことを考えれば経済的にお得であることに変わりはなく、集めるという観点のみからすれば最も効率的な収集法であろう。
 ただし、オークションという性質柄、実物を直接確認できず中古品であるがゆえに、悪い意味で予想外の品物であったり、逆に思わぬお宝が混じっていたりするギャンブル的な面もある。

(3)フリーマーケット
 格安、お宝という意味合いで言えば、 オークションに次ぐ価値を持つのがフリーマーケットである。難点は、規模にもよるが、KHが出品されているかどうか、実際に足を運んでみなければ分からないということだ。筆者は、東京在住時、電車で二駅の千駄ヶ谷の明治公園で行われるフリマに足繁く通い何度もお宝を発見した。今までの一番思い出に残るお宝は、年代ものの茶平工業製記念メダル20数枚を値切って値切って2千円でゲットしたことだ。東京に限らず、土日にはどこかしらで開催されているので、覗いてみる価値はある。
(4)物々交換
 以前はKHとして収集していたが、途中でコレクションから外されることとなった、お土産界の一大カリスマ勢力・茶平工業製記念メダル。その魅力の奥深さは、当サイトにおいてもたびたび触れてきたところであるが、彼らコレクター(以下、メダリアンと呼称)は、すでに販売されていないビンテージメダルをヤフオクで落札する際、大量に付いてくるお土産KH(お土産KH群の中に一つ二つ混入しているパターンが多いため)を溜め込んでおり、メダルを処分したい筆者、そして不要のお土産KHを処分したいメダリアンの利害が一致した結果、めでたく全て交換と相成った。さらには、その中の一メダリアン様とは、今でも半年に一度ほど取引をさせていただいている。時々もらい物の中に混じってくるビンテージメダルや、関東近辺のイベントで発表される新発売や未入手のものがあれば代わりに買いに行ったりしてストックし交換している。あくまでも一例ではあるが、独自の入手ルートを開拓しておくのも一つの方法である。
(5)寄付を募る
 当サイトの趣旨に賛同してくれた方から、ほぼただ同然で貴重なコレクションを寄贈品として頂戴している。今年で5年目に突入した当サイトであるが、開設当時から何度か頂く機会があり、その中でも時折大口のご寄付を頂き、そのコレクションにこめられた思いの綴られた手紙が添えられていたりすると、本当にありがたい限りである。これら頂き物を含め一つでも多くのKHをアップしていくのが当サイトの責務であることを再認識させられる。
 この寄付を募るという方法は、やはりサイトやブログを開いて宣伝するのが一番効果的な方法であると思われる。そのためにも、日本に潜在しているコレクターの諸氏に、新たなお土産KHのHPを公開してほしいと思う。                   

平成22年11月8日

 

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