地図キーホルダーの現状

 

  新規のアートピア製(あのメーカー)地図KHの発見がないまま膠着状態となっている。いっときは盛り上がりを見せた日本最大の地図KH愛好者による交流サイトも今は静かだ。インターネットがインフラ化し、これだけの情報化社会となっても見つからないのだから、もはや状況は絶望的というほかないだろう。  新規に入手するにはオークション頼みというのが現状で、ヤフオクでの落札価格も2007年くらいがピークであった。5千円を超える高値も珍しくなかったのが、最近は投げ売り状態の様子が目に付く。2千円つけば御の字というところか。
 さて、この地図KHの愛好者というのはかなりいるはずだし、新たに発売されれば若者にも受ける要素は十分に持っているように思われる。 過去のものにこだわらざるを得ない現状もあろうが、現代の最新技術を駆使した新シリーズをリリースしたほうが寄り現実的ではなかろうか。
  アートピア製はほぼ平面的なデザインであるが、これをもう少し立体的に発展させたスーパー地図KHなどいかがだろう。従来よりもキーチェーンの取り外しを簡単にし、日本地図として合体させる際の爪をつければ壁面に飾ることも容易となるだろう。もし、私にこの商品を開発し流通させるだけの資金力があれば実現したいがそうもいかない。 何にしろ、機会があれば挑戦してみる価値はありそうだ。
 ともあれ、景気の悪い話ばかりの中、ちょっとした話題を。
 地図KHが隆盛を誇った時代、いかに人気があったかということは類似品の多さに比例しているのは愛好者なら周知の事実。今春有志の方から大量のご寄付を頂いた際、そんな亜種の中でも異例珍類似品を発見したので報告する。
 このKHは、アートピア製地図KHとしは番外編的な扱いながらも幻の九州一体型に次ぐ珍品中の珍品といわれる四国一体型の亜種であり、当時の模倣体質がうかがわれる貴重な逸品である。


                                            平成22年8月9日


@たまたま500円で落札できた九州一体型、ジャンクKHの中に混じっていた。
 
Aアートピア製四国一体型正規品、レア度では九州一体型より勝る。
B純正四国一体型の亜種。どちらが先に現れたかは不明だが、その人気度ゆえに後塵を排す。

 

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