コラム 忘れえぬ旅

  

  平成19年度社員旅行 2007.4

 

例年は秋に行われる1泊レクであるが、今年は珍しく春に決行。上司と一緒に旅行は嫌だなんて私生活を重視する昨今、私は意外と団体で旅する貴重な機会なので楽しみにしている。

今回は、転勤して間もなくの急な旅で資金繰りに難儀した。妻からは今回は自腹で行きなさいとの命を受け、結局、異動のご祝儀がほとんどなくなる結果となってしまった。

行き先は札幌。40人の大所帯で、全員男というむさくるしい団体だが、8割が20代というフレッシュな顔ぶれ。

飛行機で千歳空港に着くと、夜の宴会まではフリー。宴会後はまたフリー。翌日の昼過ぎには東京へ戻るという、結構な強行軍である。

この旅に際して、必ず行こうと決めていた場所があった。それは、夜景の名所・藻岩山。札幌に住んでいた頃以来なので約10年ぶりである(札幌にはちょくちょく来ていたのだが・・・)。

カニの食べ放題で重くなったお腹を抱え、同僚や部下数名を伴いタクシーで向かう。

藻岩山観光道路は冬季は閉鎖、ついこの間開通になったばかりで、まだ道路わきに雪が残っておりミニ雪回廊といった感じ。タクシーのライト以外は明かりがなくほとんど真っ暗だ。

タクシーの中では、運転手から藻岩山に行くなんてなかなかの通ですねなどとお褒めの言葉をもらったりしたが、初札幌の面々はどんなとこだかあまりわかっていない様子。

中腹を過ぎたあたりで、少し夜景が見えてくると「おおっ!」と歓声が上がる。いやいやまだまだこんなものじゃありませんよ。

山頂に到着し展望台に上がると、東京の夜景で目の肥えた連れ達から賞賛の言葉が飛び出す。東京の夜景の目玉は、林立する高層ビル群であるが、藻岩山のそれは対照的に平屋的な幻想美を展開する。

夜風はまだ冬の余韻を残しており、長く眺めているにはちと厳しい。

寒風が頬をなでるたび、若かりし日の自分がどんな気持ちで北の大地の街灯りを眺めていたのか思い出され胸が熱くなった。

 

<藻岩山のお土産キーホルダー事情>

  藻岩山展望台の土産屋は、依然とがらりと様相が変わっていた。そう、ご存知キャラクターものが売り場の半分以上を占めていただろうか。種類、量とも増殖している。根付だ、キーホルダーだ、100種類はいってるなこりゃ。一方、お土産キーホルダーはといえば、ああ酷い。1個ありました。泣けてきます。もっとあったんだけどなあ・・・。

 

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