金色夜叉(こんじきやしゃ)は、尾崎紅葉著の明治時代の代表的な小説。読売新聞に明治30年(1897年)1月1日〜明治35年(1902年)5月11日まで連載された。作者逝去の為、未完。昭和に入って、度々、映画、ドラマ化されるようになった。追いかけて許しを乞うお宮を貫一が蹴り飛ばす、熱海での場面[1]が有名である。
あらすじ:一高の学生の間貫一(はざま
かんいち)の許婚(いいなずけ)であるお宮(鴫沢宮、しぎさわ
みや)は、結婚を間近にして、富豪の富山唯継のところへ嫁ぐ。それに激怒した貫一は、熱海で宮を問い詰めるが、宮は本心を明かさない。貫一は宮を蹴り飛ばし、復讐のために、高利貸しになる。一方、お宮も幸せに暮らせずにいた。
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