熱海城(あたみじょう)は、静岡県熱海市の錦ヶ浦山頂にある観光施設である。熱海城という城郭は歴史的には実在しない。昭和34年(1959年)に海抜 100 m
の位置に建てられた。外観5層、内部9階の日本の城郭に見られる天守を模して造られた鉄筋コンクリート造建築であり、天守閣風建築物とよばれるものである。浅野祥雲作による金鯱を戴く天守閣からは、熱海市街、初島、大島、相模湾を一望することができる。三方が断崖という、城郭を築くには理想的な場所であり、北条家歴代の名将たちも、築城を目指しながら果たしえなかったと伝えられる。
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