水上温泉(みなかみおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町(旧国上野国)にある温泉。谷川岳南麓一帯を水上温泉郷と呼び、その根幹を成す中心温泉地である。戦後になって交通アクセスの良さを理由に大幅に規模を拡大し、草津や伊香保と並ぶ県下有数の温泉地として発展した。上越線のJR水上駅近く、利根川上流の渓流沿いの崖に所狭しと大小の宿泊施設が櫛比する。その合間を縫って諏訪峡や水上峡があり、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう。温泉街をゆっくりと走るトテ馬車は水上温泉を代表する風物詩となっている。利根川には幾つもの橋が架かっており、湯原橋、水上橋はライトアップで知られる。スマートボールなどの遊技場を有する昔ながらの温泉街は、今日では物珍しさによって注目を浴びている部分がある。宿泊客を対象とした温泉地であるために、日帰りの温泉施設は規模に反して少ないが、今日では多くの旅館が日帰り客に対応するようになっている。また、町営の温泉施設「湯テルメ・谷川」や足湯が楽しめる「ふれあい交流館」などがあり、多様化するニーズに対応する姿勢を見せている
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