お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

岩手県 

中尊寺金色堂  

観光地度★★★★★

お土産KH度★★★★

  金色堂の名の通り、堂は内外ともに総金箔貼りで、扉、壁、軒から縁や床面に至るまで漆塗りの上に布を着せ、金箔を貼って仕上げられている。ただし、木瓦部分のみは当初から金箔を押していない。堂内に立つ4本の柱は「巻柱(まきばしら)」と称し、ヒバ材の八角柱の周囲にかまぼこ状の形をした杉材を貼り付けて円柱に仕立てている。これは、柱の表面を漆工芸で装飾するため、柱材の干割れを避けるための措置である。巻柱には蒔絵螺鈿(らでん)で宝相華文(ほうそうげもん)と仏像が表わされている。仏堂内部に壁画ではなく漆工芸で仏像を表現しているのは日本でも珍しい。各柱に表わされた仏像は4体×3段、計12体で、堂内の柱4本に計48体が表わされている。また、堂内の頭貫(かしらぬき)、長押(なげし)、蛙股(かえるまた)などの部材には沃懸地(いかけじ)に螺鈿で宝相華文を表わし、要所に同じ文様の飾金物を付す。また装飾の一部に用いられている象牙が、鑑定の結果アジアゾウではなくアフリカゾウのものであることが判明している。これは北方貿易により中国経由で輸入されたもので、このことからも当時の奥州藤原氏の財力と勢力の高さを窺い知ることができる。

 

  

 中尊寺

 

  

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