加賀大観音、ユートピア観音、加賀子育て観音などと呼ばれるが、正式には、慈母観世音菩薩。加賀大観音は、レジャヤーランド「ユートピア加賀の郷」の一施設として作られた。「観音温泉ホテル」という名称からも分かるとおり、明らかに観音様を中心にした「ユートピア加賀の郷」ではあるが、遊園地と観音様はマッチングしなかったようだ。併設された、「嶋中近代美術館・博物館」を宴会場に改修し、大浴場を新設するなど、経営努力を試みたが、衰退の一途をたどった。観音様をはじめ、本堂、三十三間堂、瑠璃光殿、梵鐘仏堂などを引き取ったのは、三論宗別格本山豊星寺(宗教法人)。しかし、社務所以外の施設は非常灯さえも点灯されていない。電力の供給をストップされたのか、それとも、設備のトラブルのためなのか、知る術はないが、経済的に逼迫しているのは間違いないようである。 参照:昭和平成の大仏大観音
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