八溝山(やみぞさん)は、茨城県・福島県の県境にある標高1,022mの山。栃木県との境界も山頂の西方、直線距離で1kmに満たない至近距離にある。茨城県の最高峰。八溝山地の主峰で北麓には久慈川の源流がある。南麓には久慈川支流の八溝川の源流である八溝川湧水群があり、八溝五水(金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水)が、名水百選に選ばれている。樹木はブナ、ダケカンバ、カエデ、ミズナラ、スギなど。保護林の八溝山天然林がある(八溝山天然林保存会)。山頂に有料の展望台があり、展望台からは阿武隈高地をはじめとして磐梯山、奥日光、那須連山などの山々を望むことができる。山頂に八溝嶺神社が、八合目に日輪寺(坂東二十一番札所(坂東三十三箇所))がある。登るには、麓から山登りを楽しむ方法もあるが、八合目に駐車場・トイレ(2008年3月下旬麓より登山するも確認できず)(旧参道入口)がある。山頂まで舗装された林道(八溝林道)があり、自動車で頂上まで上がっても行ける。ただし、細く急なカーブ、勾配もあり、運転には注意が必要。(いろは坂よりきつい勾配が一部アリ)公共交通機関で行く場合は、JR水郡線常陸大子駅下車、茨交県北バスで蛇穴(じゃけつ)まで約45分、蛇穴から山頂まで徒歩約3時間。
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