上野国(こうずけのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった国の一つで、東山道に属する。上州(じょうしゅう)または上毛(じょうもう)とも呼ぶこともある。延喜式での格は大国、遠国。領域は現在の群馬県とほぼ同じだが、群馬県桐生市のうち桐生川以東は含まれない。かつては群馬県は上野国と同じ範囲だったが、1959年と1968年に栃木県の一部が桐生市に越境合併されたため、異なるようになった。国分寺と国分尼寺の法燈を伝承する寺院は現存しない。高崎市東国分町あたりと思われる。安国寺は高崎市通町の浄土宗慈光山常昭院安国寺(本尊:阿弥陀如来)が伝承し、利生塔は未詳である。延喜式神名帳には大社3座3社、小社9座9社の計12座12社が記載されている。大社3社は以下の通りで、全て名神大社である。
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