草津白根山(くさつしらねさん)は、群馬県吾妻郡草津町に位置する、標高2,160mの活火山。他の白根山と区別するため、草津白根山と呼ばれる。通常、この山を「草津白根山」と呼ぶが、近隣の逢ノ峰・本白根山を含めた三山の総称とする場合もある。山頂付近は白い山肌が広がっているのが特徴であるが、1882年の噴火以前は火口付近まで緑が広がっていたという。現在、山頂は硫化水素ガス発生のため立ち入りが規制されているが、山頂付近の湯釜と呼ばれる火口湖は観光地として有名。その他にも水釜、涸釜と呼ばれる火口湖がある。東京工業大学火山流体研究センターは、主に草津白根山を研究対象として、「マグマ中の揮発性成分の挙動」、「火山体内部の熱水系」、「火山ガス放出量の連続測定法」などを研究している。
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