お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

栃木県 

鬼怒川  

観光地度★★★★

お土産KH度★★★

   全国の大規模温泉旅館は不振が続き、バブル崩壊後は温泉街全体が経営的に一層苦しくなっている中、鬼怒川温泉も例外ではない。むしろ熱海温泉別府温泉と並んで不振の代表格とされたことすらあった。さらに、同じ東京近郊立地の温泉地である箱根温泉に比べると、アクセスがやや不利で、集客にハンディがあった。団体客相手を中心にした設備のままでの経営や硬直的で割高な料金設定(ホテル・民宿でほぼすべて同じ料金に設定していた時期もある)を後々まで続けていたことなども不振を促進させた理由であることは否めない。加えて、それまで鬼怒川温泉の旅館ホテルに経営支援を行ってきた栃木県地方銀行である足利銀行経営破綻の影響で、大多数の旅館で資金繰りが悪化した。産業再生機構の支援対象となっている旅館業者は2005年4月末までで5社(同じ日光国立公園内では他に3社)あるほか、ここ2年間で廃業したものも2社(館)ある。その後、明るい話題として、2006年には、新宿駅池袋駅大宮駅鬼怒川温泉駅間で「きぬがわ」・「スペーシアきぬがわ」直通運転を開始した(一方では同時に料金不要の快速列車の大規模削減が実施されたので、全体的には利便性は大幅に損なわれている面もある)が、将来のリピーターとなる可能性のある一人旅の人や若年層の観光促進の問題などを勘案すると、先行きはまだまだ不透明なのが現状である。

 

  

 鬼怒川

 

  

 鬼怒川

 

鬼怒川ゆき

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