鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)は、栃木県日光市(旧下野国)にある温泉。関東を代表する箱根と並ぶ、東京の奥座敷と呼ばれ、東京の浅草または新宿から特急列車で約2時間である。火傷に対する効能があるとされ、北側の川治温泉とともに「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と称された。温泉街は鬼怒川温泉駅の南側から、鬼怒川公園駅までの間、鬼怒川沿いの両岸、滝地区と藤原地区に数多くの大型ホテル、旅館の建物が連なる。歓楽街温泉としても栄えた場所であり、それに伴う飲み屋なども数多く存在していたらしいが、実際に営業している店舗は多くない。 これは温泉街の多くに当てはまることだが、1980年代のバブル期における温泉施設の大型化に伴い、土産品や歓楽街の機能をも温泉ホテルの中に組み込むことによって、営業利益を上積みしようとする動きが強かったことによるものである。鬼怒川温泉駅前は旅館業者が兼営するみやげ物店、食堂、売店が散在する。
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