お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

宮城県 

青葉城  

観光地度★★★★★

お土産KH度★★★★

   昭和39年(1964年)に、民間の寄付を募って大手門隅櫓が復元された。これが唯一江戸時代の姿を示す建物である。向かいに石垣があるため、隅櫓と石垣の距離をもって往時の大手門の大きさをしのぶことができる。隅櫓を復元し仙台市に寄付した期成会は、次に大手門の復元を計画したが、資金と用地の問題があって先延ばしになり、果たせなかった。以後も復元を望む声は絶えないが、以下の石垣修理以外は着手されていない。大手門復元に関しては、地下鉄東西線竣工を目処に開始される予定である。本丸の石垣崩落のおそれが出てきたため、1998年度から2003年度までの工期で石垣の全面修理が実施されている。この過程で、3期にわたる石垣の存在が確認され、過去に数度の修復が行われていたことが分かった。工事終了後、本丸にあった艮櫓(うしとらやぐら)を復元する計画であったが、石垣調査によって、艮櫓は修復中の第三期石垣の上にはなく、第三期石垣からみるとやや後ろにひっこんだ位置にあったことが判明した。艮櫓は第三期には存在しなかったので、第三期の石垣と一・二期当時の艮櫓をあわせて復元すると、櫓が市街から見えなくなり、景観も合わない。さらに、櫓の基礎工事が貴重な遺跡である石垣の基礎部分を破壊することになるという懸念も表れた。城跡の市有地部分が国の史跡に指定されたことに伴い、史跡保存の観点が優勢となり、艮櫓復元は着工前の2003年5月に中止になった。

 

  

 青葉城

 

  

  青葉城址

 

  

  青葉城

宮城県インデックス

 ←前へ  次へ→

 

ホーム    → 出発の前に    → 想い出コラム    → リンク集    → 掲示板    → メール