金閣寺（京都府）

　応永4年（1397年）に足利義満が引退所として建設、鏡湖池に華麗な金色の姿を映す鹿苑寺は、北山文化の代表的な建物で、庭園は衣笠山を借景にした池泉回遊式庭園。

　典型的なひかりものである本品は、上部丸枠に豊臣家の桐の紋が雅に揺らめく京都らしいＫＨ。

清水寺（京都府）

　延暦17年（798年）に坂上田村麻呂が創建したとされる。火災や戦乱で焼失を繰り返したが、現在の本堂は、徳川家光の命で再建したもの。「清水の舞台」からは京都市外を一望できる。

　本品は、一本の釘も使われず木組みだけで支えられる清水の舞台を丁寧な彫りこみで見事に再現している。