Welcome to the world of souvenir keyring!

ようこそお土産キーホルダーの世界へ!

 

 

 

〈日本語(Japanese)〉

ようこそ「お土産キーホルダー」の世界へ!

 

『日本お土産キーホルダー大全』序文より

高度成長からバブル経済へと右肩上がりの好 景気を背景に、マイカーブーム、旅行促進キャンペーンの波に乗り、国内旅行が一大レジャー となった昭和の時代。全国の観光地では、旅の記念としてのお土産≠ェもてはやされた。そんな昭和の時代において、観光地の土産物屋、 サービスエリア、ドライブインなどでは必ずといっていいほど、キーホルダーの専用コーナーが設けられており、人気のある定番の土産物の一つであった。旅情に浸りながら、その思い出 の軌跡として、お気に入りのキーホルダーを選ぶときのワクワク感。そして購入した瞬間から 量産品であるはずのキーホルダーが、この世でただひとつのお土産キーホルダー≠ニなる。ランドセルやカバンに付けたキーホルダーを見る度に、買った場所、状況など、楽しかった旅の思い出が蘇り、気持ちを前向きにさせてくれた。

しかし、インターネットや携帯電話が登場すると、お土産キーホルダーを取り巻く環境は一変。既存キャラクターのご当地限定モノが台頭し、昭和土産のキーホルダーは窮地に立たされることに…。 お土産キーホルダーの最大の魅力は、山、海岸、 湖、川や滝、奇勝などの観光名所を小さな空間の中に見事に凝縮して描いている点だろう。これはご当地キャラものには決して真似できないものである。しかし、有名な観光地ですら、昔ながらのお土産キーホルダーを見つけるのは困難になりつつある。

おそらく多くの方が子どもの頃に手にしたで あろうお土産キーホルダー=\―。それは意外と今も押入れの奥で眠っているかもしれません。色彩で劣るという欠点はあるものの、お土産キーホルダーを眺めれば、あの日、あのとき、あの場所で、家族や友人と過ごした素敵な想い出が甦ってくることでしょう。お土産キーホルダーを色鮮やかに輝かすのは、あなたの想い出に他ならないのです。それでは、あなたの思い出を探す旅に出かけましょう。

 

『日本お土産キーホルダー大全』あとがきより

お土産キーホルダーの魅力は何と言っても「安い」「コンパクト」、そして何よりも「丈夫」ということに尽きると思います。紙製の提灯や布製のペナントは、多様な色彩表現がその魅力です。しかし、経年変化で色褪せ傷んでしまうという難点があります。その点、お土産キーホルダーは、床に落とそうが、日なたに置こうが、熱を加えようがどうってことありません。まさにお土産界のダイヤモンド≠ニでも呼ぶべき存在なのです。

お土産キーホルダーには収集する楽しみもあります。

@リアル宝探し感覚

老舗観光地でさえ全滅していることもあり、発見するだけでも一苦労。

観光地の土産物屋を練り歩き、地方限定キャラコーナーの片隅に埋もれたお土産キーホルダーを見つければ、それだけで達成感を得られること間違いなし!

Aコレクションの整理

コレクションを都道府県ごと、シリーズごとに分類、整理していく作業は、お土産キーホルダーを通して日本の歴史、地理、伝統、文化を体感できます。

Bキーホルダーセラピー

苦労して収集したコレクションを並べて鑑賞すれば、懐かしい想い出に浸りながら郷愁感溢れるお土産キーホルダーの世界の中で癒しと安らぎが得られます。

 

 バブル経済崩壊、インターネットや携帯電話の登場など、激しい時代の潮流の中で、お土産キーホルダーは確実に減少しています。土産物屋ではキャラクター根付が幅を利かせ、すでに観光土産の王道であった「ペナント」はほぼ壊滅状態に追い込まれました。お土産キーホルダーも同じ道をたどってしまうのでしょうか?それが世の流れなら逆らうことはできません。ですが、本書を通して、みなさんにもう一度、お土産キーホルダー≠フ魅力を思い出してもらえたら…。もし叶うのであれば、昔のようにランドセルにじゃらじゃらと自慢気にお土産キーホルダーをぶら下げた子どもが、友達と土産話に花を咲かせる光景を見てみたいものです。

 

      お土産キーホルダー友の会

      会長   水上 友

*参考

"日本お土産キーホルダー大全"  →詳細

  • ムック: 128ページ
  • 出版社: 辰巳出版 (2016/11/29)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4777817970
  • ISBN-13: 978-4777817979
  • 発売日: 2016/11/29
  • 商品パッケージの寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm
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