夫婦岩・夫婦石は日本各地にある奇岩・名勝の名称。2つの岩が夫婦が寄り添うように見えることから名付けられる。海面から飛び出した岩と、山中の岩に大別できる。岩が3つ以上あって、そのうち2つだけを夫婦岩・夫婦石と呼ぶこともある。三重県伊勢市二見町の二見興玉神社にある夫婦岩が特に有名。一般的には夫婦円満や家内安全や海上保安や大漁追福の象徴や祈願祈念でもあるが、古くは古神道における磐座(いわくら)信仰といわれるものがあり、自然に存在する象徴的な場所やもののうち、特に巨石・岩や山を神体とし、神が宿る場所として信仰した。そのため注連縄を飾り、鳥居を備えたりして、そこに神が鎮座している証としている。
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