鳳来寺(ほうらいじ)は、愛知県新城市の鳳来寺山の山頂付近にある真言宗五智教団の寺院。本尊は開山の利修作とされる薬師如来。参道の石段の数が1,425段あり、徳川家光によって建てられた仁王門は国の重要文化財である。また、愛知県の県鳥であるコノハズク(仏法僧)の寺としても有名である。寺伝では大宝2年(702年)に利修が開山したと伝える。椙の1本を伐採し、本尊・薬師如来、日光、月光、12神将、四天王を彫刻したとも伝わる。文武天皇の病気平癒を再三、依頼されると拒みきれず、鳳凰に乗って参内したという。そこで17日間の加持祈祷が功を奏したか、天皇は快癒。この功によって伽藍が建立された。
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