芦ノ湖(あしのこ)は神奈川県足柄下郡箱根町にある、箱根山のカルデラ湖である。神山が約3000年前に水蒸気爆発と火砕流を起こした際、山の一部が大崩壊を起こす山体崩壊が発生し、その結果誕生したカルデラ湖である。神奈川県南西部にある県内最大の湖で、早川水系に属し、北部(箱根町仙石原)から流れ出る早川の水源になっている。 湖畔を中心に観光名所やリゾート施設が数多く点在する観光地で、富士山も望める景勝地としても知られている。
近年では毎年正月に開催される東京箱根間往復大学駅伝競走の往路ゴール、復路スタート地点としても知られ、多くの観光客を集める。 湖上には、小田急電鉄系列の箱根観光船と伊豆箱根鉄道(西武グループ)の芦ノ湖遊覧船が運航されている。発着する船着き場が異なり、各系列外の割引券やフリーパスが使えない場合があるので、乗船には注意する必要がある。 釣り場としても芦ノ湖は有名であり、ニジマスなどのマス類やブラックバスなど、古くから外国産の魚類が放流されてきた歴史がある。なおブラックバスは赤星鉄馬によって1925年に日本で初めて放流されたことで知られ、バスフィッシングのメッカにも挙げられる。
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