鎌倉(かまくら)は、現在の鎌倉市の中心部に当たり、源頼朝によって鎌倉幕府が置かれた都市である。三浦半島の付け根に位置し、相模湾に面している。古くは鎌府(れんぷ)とも呼ばれた。 12世紀末の1192年から14世紀半ばの1333年まで幕府がおかれ、日本の政治に重要な位置を占めていた。現在の鎌倉は、古都保存法によって乱開発が規制され、歴史的風土を残し、多くの古社寺や史跡が残る(ただし文化財建造物は少ない。国宝建造物は1棟のみ。)。東京に近く、市が観光振興に力を入れていることもあり、観光文化都市として繁栄している。近代に入ってからの鎌倉には鎌倉文士と呼ばれる作家、美術家などの文化人が住み、また数多くのドラマや小説などの舞台になってきた。
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