宮ヶ瀬湖(みやがせこ)は東丹沢にある宮ヶ瀬ダム建設によってできたダム湖である。神奈川県愛甲郡愛川町、同郡清川村、相模原市の3市町村にまたがる。宮ヶ瀬ダムは中津川をせき止め2000年12月に完成したが、宮ヶ瀬湖自体は宮ヶ瀬ダム完成前の試験湛水によって1998年にできていた。 宮ヶ瀬湖は周囲の景観の調和、歴史的価値などの観点から評価され、神奈川県では丹沢湖と並び「ダム湖百選」(財団法人ダム水源地環境整備センターより)に認定されている。湖周辺は美しい景観が望めるスポット、アミューズメント施設などが整備されている。また大規模な駐車場も整備され、自家用車での来客者が多い。宮ヶ瀬湖畔地区に植えられているもみの木は、毎年12月になると装飾されクリスマスツリーとして来客者の目を楽しませる。ダムサイトでは、水とエネルギー館(無料)の他、ダム建設で用いられたインクライン(incline)が観光用に運転されている。ダムサイトと鳥居原地区、水の郷地区を結ぶ遊覧船が就航している。
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