日本一の入園者数を記録する動物園である。旭川市旭山動物園が月間入園者数で上回る月もあるものの、年間入園者でみると当園が日本1位である。ただし、2006年度では上野動物園が350万人であったのに対し、旭山動物園は304万人(前年比98万人増)と差が急激に縮まっている。1990年代以降は、多摩動物公園で行われたような、飼育環境をできるだけ自然な状態に近づける取り組みが行われている。スマトラトラのコーナーでは密林の雰囲気が演出されている。また、同コーナーにはトラが泳げる水槽があり、ガラスを挟んで観客とトラの距離が近くなっている。多摩動物公園、井の頭恩賜公園等の都立動物園とともに「ズーストック計画」(動物保管計画)を実施。この計画により、恩賜上野動物園で飼育していたライオンは1991年(平成3年)に多摩動物公園に移され、ライオンがしばらく不在となった。しかし来場者の要望に応え、2002年(平成14年)3月27日からは横浜市のよこはま動物園ズーラシアから貸与を受けて、インドライオン(メス)を公開している。
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