潮来祇園祭禮(いたこぎおんさいれい)は、茨城県潮来市で開催される祭りである。素鵞熊野神社(通称天王様)の例大祭で、祇園祭の一つ。毎年8月の第一土・日・月の3日間開催される。この3日間は閑静な町が祭の熱気に包まれ、14台の勇壮な山車が町中を練り歩く。それぞれの山車の上には身の丈4メートル以上ある歴史上の人物などの大人形が飾られ、大天井が目前を行く様には圧倒される。山車の形は佐原の大祭の流れを汲む佐原式山車である。山車に乗った芸座連による潮来ばやしと、14台の山車のうちの上壹町目・下壹町目・天王町の3台が、それぞれ茨城県の無形民俗文化財、有形民俗文化財に指定されている。
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