青竜山 茂林寺(せいりゅうざん もりんじ)とは群馬県館林市堀工町にある曹洞宗の寺院である。本尊は釈迦牟尼仏。分福茶釜で有名。分福茶釜には、お伽話としての「ぶんぶく茶釜」と伝説としての「分福茶釜伝説」の二通りの逸話がある。境内には10〜20体ほどの狸の像が参拝客を迎え、タヌキのお寺を感じさせる。室町時代中期の応永33年(1426年)に大林正通禅師により開山した。寺院の北には県指定の天然記念物である茂林寺沼湿原が広がり、湿原植物の生育地として保護されているほか、湿原内の茂林寺沼ホタルの里では6月下旬から8月にかけてヘイケボタルが見られる。過去には狸が飼われていたり、なぜか戦車が置かれていたりもしたが現在はない。平成14年(2002年)から毎年4月に狸桜祭を開催。岩佐鶴丈氏の薩摩琵琶『分福茶釜』の演奏や、講談、舞踊などが披露され、先着100名には餅が振る舞われる。
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