お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

福島県 

常磐ハワイアンセンター  

観光地度★★★★★

お土産KH度★★★★★

  スパリゾートハワイアンズ(Spa Resort Hawaiians、通称:SRH)とは、福島県いわき市常磐藤原町で常磐興産が運営する、大型温水プール温泉ホテルゴルフ場の集合体大型レジャー施設である。常磐炭鉱閉山による離職者に対する雇用先確保対策として、高度経済成長を遂げる日本に於いて、まだ海外旅行は高嶺の花であり、当時の行ってみたい外国ナンバー1の「ハワイ」に着目、常磐炭砿時代に厄介物扱いされていた地下から湧き出る温泉を利用して室内を暖め、「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」が誕生する。現在の視点から見ると安直といえるが、当時としては画期的かつ比較的無理の無い発想であった。常磐音楽舞踊学院を擁し、自前でフラダンス、ポリネシアンダンスの本格的なダンサーを養成している。結果的にこの事業は大成功を収めることになるが、プロジェクトを立ち上げる前から社内でも先行きを疑問視する声が強く、炭鉱の最前線にいた社員たちの転進にも根強い反対もあり、「10年続けば御の字」という悲観的な見方すらあった。最終的には中村豊社長(当時)が押し切る形で事業を進めた。1980年代に入ると、レジャーの多様化や施設の陳腐化などにより集客が鈍化。やがては、海外航空運賃の激安競争の煽りを受け、本当のハワイに行った方が安いとまで言われた。1990年、総事業費50億円をかけ「スプリングパーク」をオープン、長年親しまれてきた一方、田舎臭いなどという声のあった名称「常磐ハワイアンセンター」を「スパリゾートハワイアンズ」に発展的変更を行い、イメージチェンジを図る。温泉を利用した5つのテーマパークホテルゴルフ場などで構成される。前身の常磐ハワイアンセンターのコンセプトであった「ハワイ」「南国」に後にブームとなる「温泉」を加えたこと、東京方面からの無料バスによる送迎サービスを行うなどの集客努力などが功を奏し、現在では年間140万人を越える集客まで回復、多くのリピーターも獲得し、他のリゾート施設の苦戦を尻目に健闘を続けており、長寿リゾートテーマパークとして多くの人々に親しまれている。2005年度には「常磐ハワイアンセンター」時代の1970年(昭和45)以来の年間利用者数150万人の大台を達成した。

 

  

 常磐ハワイアンセンター

 

 常磐ハワイアンセンター

福島県インデックス

 ←前へ  次へ→

 

ホーム    → 出発の前に    → 想い出コラム    → リンク集    → 掲示板    → メール