お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

福島県 

飯坂温泉  

観光地度★★★★

お土産KH度★★★

   飯坂温泉は奥羽地方有数の古湯であり、古くは「鯖湖の湯」と呼ばれた。伝説によると、日本武尊の東征にまで遡るといわれ、この地で湯治したといういわれが残る。また、西行法師もこの湯を訪れ、ここで「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子(さばこ)の見ゆる 山の彼方か」と読み、そこから「鯖湖の湯」という名が定着した。源泉は至る所に点在し、農民、庶民などに重宝されていた。世に遍く知れ渡るようにようなったのは、江戸時代中期の享保年間の頃からで、各街道が整備されたことにより、周辺の庶民に加え、多くの旅人も訪れるようになった。松尾芭蕉の『奥の細道』にも飯塚(芭蕉は同書において飯坂のことを飯塚と記している)のことが紀行文に記されており、知名度を浸透させた(尤も、芭蕉はこの飯塚において、苫屋のような宿に泊まったため、好意的な感想を記していない。山中とは対照的である)。尤も、この頃には既に温泉地としての体裁が整ってきたものの内湯はあまり見られなく、思い思いに宿を選んで、点在する外湯で湯治を施すようなスタイルであったといわれる。尚、飯坂という地名はこの辺りが飯坂村と呼ばれたことに因み、伊達家の分家でが飯坂姓を名乗り、一帯を開墾したことに因む。これがいつしか飯坂村の温泉、すなわち飯坂温泉と呼ばれるようになった。

 

  

 飯坂温泉

 

  

飯坂温泉 

 

  

 飯坂温泉

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