お土産キーホルダーでめぐる日本全国ぶらり旅

山形県 

紅花  

観光地度★★★★★

お土産KH度★★★

  エジプト原産といわれ、古くから世界各地で栽培されている。日本にはシルクロードを経て4〜5世紀ごろに渡来したといわれている。高さは1m。花期は6〜7月で、枝先に頭状花をつける。花は、はじめ鮮やかな黄色で、徐々に赤くなる。日本では、江戸時代中期以降現在の山形県最上地方埼玉県桶川市上尾市周辺(桶川宿の頁を参照)で盛んに栽培された。しかし、明治時代以降、中国産の紅花が盛んに輸入され次いで化学染料アニリンが普及したことから、こうした紅花生産は急速に衰退した。現在では紅花染めや観光用などにわずかに栽培されている。山形県ではベニバナが県花になっており、同県河北町には、「紅花資料館(べにばな しりょうかん)」がある。ベニバナの花の色は黄色である。紅色にするには花を摘んですぐに水にさらして乾燥させる。これを何度も繰り返すと紅色になる。つまり、ベニバナの花には、水に溶けやすい黄色の色素と水に溶けにくい紅色の色素が混在しており、水にさらすことによって分離するのである。実は、ベニバナの色素は99%が水溶性の黄色で、赤の色素は1%しかない。

 

  

 山形の花笠

 

  

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