青森県北東部に位置する。野辺地町付近から下北丘陵が北へ向かって直線的に突き出している。その北部からは西に向かって大きな三角形の半島がさらに突きだしており、陸奥湾の東側半分を抱き込むような形になっている。西にある津軽半島との間には平舘海峡がある。半島の北東端は下北丘陵の終端部に当たる尻屋崎、北西端は本州最北端の大間崎である。
「まさかりの刃」にあたる部分には、釜臥山(879m)を最高峰とする恐山山地が広がり、平地はほとんど見られない。下北丘陵との接合部には田名部低地が広がっており、半島の中心都市であるむつ市がここにある。「まさかりの柄」にあたる部分は、南北約50km、東西10〜15km。太平洋と陸奥湾を隔てており、南端の太平洋側には小川原湖をはじめとする海跡湖が並んでいる。 |